仕事を辞める理由は様々だと思います。
労働条件、人間関係、やりたいことと違う・・・等。
今日はあらゆる理由の中でも、人間関係絡みのお話しから掘り下げていきます。
少し前のお話しです。ある同僚が「こんな職場絶対辞めてやる」と怒鳴り散らして騒ぎになる出来事がありました。
この日はその子を慰めたり、上司と相談したり等いろいろあって気づけば日付が変わってました。
そもそもの要因は、一人の女性職員に起因します。
実はこの前にも何人か、この職員と揉めて辞めています。
この人は、自己中の極みと表現できるほどの人材。
自分が嫌なことについては上司の話でもわざと無視したり(本人は聞こえなかったとか苦し紛れの言い訳していますが)、受けたくない仕事が来たらワザと仕事あるような振る舞いをして避けたり、挙句の果てにはお客様とほぼ毎日のペースで揉めて決まって他の人が尻ぬぐいする羽目になるほどです。
いろいろな職を転々してきていろいろな人を見てきたつもりですが、彼女の面倒臭さはトップクラスと言えるでしょう。
これで私より年上、揉め事は年下の職員が尻ぬぐいしてその人に謝罪も何もない。
まさに私を「開いた口が塞がらない」状態にさせます。
(間違えてもこのブログ見ている人はそういう人にはならないで下さいね。)
上司たちも、何回言っても全く改善されないので諦めて完全に野放し状態にしています。
普通の企業とかだと間違いなくクビなのでしょうが、うちの企業はそれでも雇用し続けているというのが実情でしょうか。(クビの話は出たことあるみたいです)
上司は上司で選択し辛いところも多くあるのは重々承知ではあります。
とは言え流石にここまでくると社員を大事にするというやさしさというよりは、彼女を単に甘やかせているだけではないかと思うこともしばしばあります。
ですので、今回のスタッフの気持ちは共感するところもあるのですが・・・。
同情についてはここまでです。
ずっと経験してきた中で、感情に任せて行動することがプラスに働くことはほとんどありません。
人間関係の揉め事から勢いで辞めることについては、関心しません。
良い方向に転ばないケースの方が多く、感情で動く辞め方が一番最悪だと断言しておきます。
最近多い過労の問題とかで生命に危険が迫る状態ではないのであれば、一旦冷静になって自分の状況を確認するべきです。
※例外 体調等にかかわること
(以前、私は鬱になって辞めた経緯があります。その頃は病院行だったので他の考える余裕がなかったので、そこまでなるのであれば何も考えずに辞めるべきだと思います。現にこれで1年は棒に振りましたので。)
ポイントは、
『ここで仕事を辞めたとして、その後の生活に保障が持てる準備は整っているか』
ここがしっかりしていなければ、堕落の一途を辿るでしょう。
気付いた場合は一度深呼吸して、これからどうすれば良いか考えましょう。
1.結局自分への甘え
今回は確かに職場の女性職員の非はかなりあると思います。(原因と言えばほぼ100%ですが)
かといって自分について甘くなってはいけません。
今までこの人絡みで辞めていった人のほとんどは、この人を批判して解雇しないことに対して上司や会社へ責任転換しています。
ただ、このような辞め方をしているほとんどの人は別の理由で周りに迷惑かけています。
自分のことを棚にあげているケースが明らかに多い。
例えば、前回辞めた子も含めて共通しているところの一例。
・他人を批判していた内容をそのまま自分自身がやってしまっている。
・人前で口論や批判することについて周りが不快だと思っていることを分かっていない。
・普段から自分中心でしか考えていない。(周りのことを何も考えていない行動が目立つ)
自分で気づければよいのですが、どうしても自分に甘くなってその事実に目をそらしがちです。
この事実をほったらかしにしていると、次の職場でも同じ失敗を繰り返すでしょう。
批判したい気持ちもわかりますが、全てを他人のせいにすることは自分への甘えだと腹をくくるべきです。
自分自身が変わるだけでも周りとの関係性は変わっていきます。
カルマの法則(一言で言うと因果応報)という言葉があるように、善い行いをすれば好転しますが悪い行いをすると悪化します。
まずは自分の行動をセルフチェックを行い、問題があればその解決策を考えましょう。
2.計画を立てた行動を心がける
とは言っても、カルマの法則というのは他人基準でも同じことが言えます。
自分がいくら変わっても無理な部分も出てくることも時にはあるかもしれません。
自分が組織を変えるていくことによって生み出されるメリット<辞めて新たな人生を送ることで得られるメリット
その場合は、やはり身を引くのも選択肢として入ってくるでしょう。
ただ、ここまでの判断ができるかどうかは、やはり仕事に就いている長さに比例します。
「会社は最低3年勤めろ」と言われたことがありますが、あながち嘘ではありません。
それぐらい見てみないとその仕事の多くは見えてこないのです。(残業時間とか、数字上で見えている事実があるなら別ですが)
幸い、昨今の社会は少しずつではありますが会社一筋という環境から変わりつつあります。(海外なら当たり前なんだけどね)
必ずしもそこの会社にこだわる必要もありません。
ただ、ここで間違ってはいけないことは、無計画な辞め方です。(自殺しそうとかのレベルは例外)
「仕事している間は時間がないし、辞めてから考えればいいや」
と思っている方もいるかもですが、その考え方は非常に危険です。
昔メンタリストとしてよくメディアに出ていたDaigoさん(ウィッシュの方ではないです)の本で、「週40時間の自由をつくる超時間術(実務教育出版)」という本を読みました。
“(引用)あなたの時間不足は「錯覚」です”とこの本で断言しています。
週40時間の自由を作ることができると著者のDaigoさんが言っているように、私たちはどちらかというと限られた時間を活用するより浪費しているケースが非常に多いのです。
ちなみに私はこの数カ月の間、今の仕事に就いている限り不可能と思っていたことも毎日継続できています。
読書もそうですし、(2か月目ですが)ブログ作成を継続してこなす事ができたのもこの事実に気付いてからです。
詳しくは是非この本読んでいただければと思います。(よく考えられている構成で非常に読みやすいです)
そもそも今でさえうまく使えてない人が辞めたあとからすぐに切り替えれるとは到底思えません。
むしろ人間は自分に甘い生き物なので、時間が増えたことでより自分に甘い行動をとるようになってしまうのではないでしょうか。
1の項目で自分への甘えについてお話しましたが、自分に甘くてかつ自分に甘くなるような環境が整ってしまうと、あとは想像つきますよね。
私が大学時代がまさにその典型例。
大学の目的も何もなく、ただたくさんあった時間を無駄なことに浪費して4年間が消える。
受験も失敗して、勉強するのが嫌になって、それを避けられるのならと選んだ道です。
真の目的なんて何もありませんでした。
正直悪い面で学ぶことは多かったですが、それ以外について生み出せたものは無いと断言できてしまうかもしれません。
もし仕事を辞めたあとのことをないがしろにした行動を行えば、最悪こういったケースに陥る可能性があります。
感情で動くことの危険性、ここだけは重々承知の上で行動をとりましょう。
3.リスクを分散の必要性
「仕事を辞める」という行為は最大のリスクだという事をまず肝に銘じましょう。
突然ですが、三脚を思い浮かべてください。
本あってこそ安定するものの、これが1本でもなくなるとどうなるでしょうか?
本なら辛うじて維持できるかもしれませんが、1本になると少し外部影響を受けてしまうとすぐ倒れてしまうでしょう。
今社会に生きている人のほとんどが、1本の収入で生計を立てています。
これが常識と思うかもしれませんが、こう考えると非常に危険な環境ではないでしょうか?
確かに辞めた後に退職金や失業保険はあるものの、もし仕事が見つからなくて収入源が完全になくなると・・・あとはご想像にお任せします。
イメージが明確にできた方でしたら、感情に任せて辞めるリスクの大きさはわかっていただけたのではないでしょうか。
まとめ
自分の人生です、ご利用は計画的に。
自分で道を作れなければ未来が閉ざされてしまうでしょう。
まずはその短絡的な判断で仕事を辞めない、目途が立てば切り捨てるつもりで自分がどうなりたいか冷静に考えましょう。
P.S.
いろいろ書いてみましたが、人間関係って大変ですよね。
周りを変えるというのはとても難しいことですし、リーダーポジションの人の苦悩は特に計り知れないものです。
さて、うちの会社の問題はどうなることやら。