昨今論文等見ていると近い将来、人工知能の発展で多くの仕事が機械(AI)に置き換わるといわれています。

私が行っている接客業も取って代わる可能性があるといわれています。

特に今年は5Gの始動で通信速度が劇的に変化します。

(→どれぐらい?)

この通信速度の速さがAIの進歩を加速させるといわれています。

2020年は東京オリンピックが開催される年ではありますが、時代の変化も感じ取れる一年となりそうです。

 

普段見る事はほとんどないのですが、実家に帰った時に限ってはテレビを視聴します。

特に年末に限っていると紅白歌合戦が毎年のように流れています。

それをぼんやり見ながら来年の準備を着々と進めていたのですが、その中で気になったのが、美空ひばりのAIが新曲を歌うという場面です。

2019年の一大プロジェクトとしてNHKが取り組んだとされるこのステージですが、美空ひばりさんの歌をよく知っている人からは「死者に対する冒涜だ」とか「美空ひばりさんの声と全然違う」などなど批判的な意見が多く見られました。

あと、ロボットで人の動きも体現されていたのですが、これに関しても批判が多かったですね。

 

◎技術は確実に進歩している

とはいえ、人の声や動作、ましてや歌をスムーズに歌えるようになる人工知能が現実に存在するという事実が存在します。

昔の私には全く想像できないことです。

声を出せない人が機械を使ってお話しているところを何度も聞いたことがありますが、その時は人並の声を出す事は不可能なのではないかと思っていました。

しかし、今回のようなことができるのであれば、あるいは人間とそん色ないぐらいの再現は将来的には可能なのではないかと思いました。

 

折り畳みの携帯が当たり前だった時代が今となってはスマホが当たり前の時代へと変わり、テレビが必須という時代も終わりを告げています。

しかも「ここ10年程度で・・・」

5Gの時代にまだ入っていないというところが恐ろしいところです。

多くの人が違和感を覚えたこのステージではありますが、この技術面に関するコメントはほとんどありませんでした。

もしかすると本能的にこの技術の進歩の速さに対する恐怖から目をそらしているのかもしれません。

 

◎“機械”では再現できないもの

批判的な意見の中に、表現力のなさをあげている方がいらっしゃいました。

技術の評価をする一方でやはり現状再現がほぼ不可能だろうと思う所はこの感情面に関する所です。

どんなに技術があっても、どんなに精巧に再現されようが、人間独自の感情を表現することは現状9割以上で不可能だと考えています。

 

私の職場では、数年周期でしか買わないような商品を取り扱っていますが頻繁に来店するお客様(特に年配の方)が何名もいます。

普通であれば1回行ったら何度も来店する必要はないはずですが、何故か定期的に来店されます。

実際は商品とか買うわけではく、少し使い方を教えてもらってから談笑するだけです。

これらの方をみていて、要件があるというよりは単に誰かと話にきている感覚に近いようなきがしました。

 

このように、人はつながりを求めていきます。

ただのつながりではありません、人とのつながりです。

人間ほど独自の感情・感性をもっている生き物はいません。

同じ人間と接している感覚を再現できるAIが近未来でできるのかどうかには疑問が残ります。

 

◎常に最悪の前提を考えて行動する

 

「備えあれば患いなし」

 

という言葉があります。

私が今年勝負の時になると感じている理由は、ここで何かしらのアクションを起こしておかなければこれからの変化に対応できないと感じたからです。

先ほど人間の感情を再現するのはほぼ不可能という話を言いましたが、私が死んだあと、下手したら死ぬ前までにはそれが現実になるのではないかと考えています。

元々人間の脳は大昔からの環境の変化から進歩してきたものです。数億年かけてやっと今の頭脳にまで進化してきました。

AIも人工的な脳です。

学習を続けていれば同じ領域に到達することは十分あり得ます。

特に5G、もしかしたら6Gとかの時代もやってくるのかもしれませんが、これから加速度的に学習していくわけですから、数億年分の学習を数十年でやる可能性は十分あります。

 

先ほど、今回のステージで批判的な人が(技術等に触れている人に対して)多かったのは、本能的に技術の進歩を恐れているからではないかと言いました。

人間と同じことができる=自分たちの立場が危うくなるからです。

しかし、現実から背いていると時代に置いて行かれます。

この事実を知ったうえでどうすればいいか、今一度うっすらでもいいので考えてみるのはいかがでしょうか?

 

P.S.

とはいえ、私もあのステージは複雑な気持ちで見ていました。

美空ひばりさんの生前を実は知らない世代なのですが、やはり他の歌手に交じって聞くとなにか違うなという感覚がぬぐい切れませんでした。

あのロボットの動き等も含めてです。

なので死者への冒涜等の意見がでても道理ではあるかと思います。

今の時点のお話でいくと、人間が持つ感性、感情はやはり唯一無二のものなのだろうなと確認できる内容だったと思います。

仮に再現できたとしても、その人の生き様なんてさすがのAIも再現できないのではないでしょうかね。


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