クレジットカードは活用する手段を間違えなければとても便利な物です。
おそらく今後の社会において、このカードの重要度は増していきます。増税に伴って、その動きはさらに加速していくことでしょう。
そのような時代になりつつあるのですから、今まで以上にお金について学んでおく必要があるのではないでしょうか?
今回は、そのクレジットカードによって、人生が狂った私の観点からお話いたします。
〇支払えなくなる理由
1.無計画な支払い方法
クレジットカードのメリットは、一括で支払う場合、現金以上の手数料は一切かからずポイントが付くという点です。
ですので、最初のうちは一括支払いを意識することが多いと思います。
私の場合、始めの頃は一括で払うことを念頭に置いていましたが、収入に対する予算を考えずに、利用枠がある限りどんどん使っていっていました。
その結果、次の支払いの負担がかなり大きくなり、請求が来た時点で支払いできない金額にまでなっていました。
クレジットカードの怖いところは、利用枠がある程度多く設けられているため、無計画に使うと上限まで使い切ってしまうというところです。
貯金を作る為のヒントに以前触れたことがありますが、意識しないとある分お金を全て使ってしまいます。
これが貯金を貯めれる人と貯めれない人との違いです。
クレジットの枠にも同様のことが言えます。たちが悪いことに、現金とは違い、目に見えない出費だということです。
大体の場合は、気づいたころには手遅れになっていることが多くあります。
2.リボ払い、分割払い
今月支払えるお金がない場合、どうすれば良いでしょうか?
クレジットカードにはリボ払いというものがあります。
リボ払いを選択すると、〇万円〇回払いという形に変わり、毎月の支払が一定になります。
クレジットの支払いが楽になり、皆さんはとりあえず安堵することとなるでしょう。
しかし、クレジットカードの機能で一番危ないのが、このリボ払いです。
☆支払えない支払いを後回しにする危険性
先ほども言っていたように、カードの利用枠は月あたりの収入の何倍もあります。
負担が軽くなったからといって、支払う金額が減ったわけでもなく、リボ払いの金利がむしろつきます。
おまけに来月給料が入るからといえ、固定費は当然発生するわけです。
にもかかわらず、何も考えずにいると負担金額が軽いと勘違いしていしまい、出費を繰り返していきます。
時期にお金がなくても買い物ができるということが、金銭感覚を狂わせ、利用枠上限まで買い物を繰り返してしまいます。
怖いことに、金銭感覚が一度狂うと生活水準が下げられなくなってしまいます。
支払いができなくなったとき、事の重大さに気付きますが、そのときは手遅れ。
支払っても支払い金額が増えない、クレジットカードスパイラルの完成です。
そして、支払いの遅延等も始まっていくことになります。
そこからがさらに怖い・・・。
〇対処法はあるのか?
時代の流れを考えると、クレジットカード等のキャッシュレス決済ができる手段は必須です。
例えば、ポケベルがガラケーに代わり、FOMAガラケーのサービスについても大手三社が2020年以降に撤退を示唆しています。
いつかはその手段が通用しなくなる可能性を考えると、時代の流れに背く行為は単に自己の生活を不便にするだけです。
ですので、一番有効な「クレジットカードを持たない」という内容は今回は割愛します。
1.お金の見える化の徹底
過去にも出した話ですが、見えないお金を把握せずに無意識に使うのが最大の原因です。
接客業をしていることもあり、お客様との会話で支払いに関する話をする機会がよくあります。
話の過程で支払いに関して全く把握されていないという話をよく聞きますし、クレジット云々以前に、口座振替にしているものすら把握されてない方も多くいます。
クレジットカードを持つから出費(特に意味のない浪費は特に)の把握ができない。だから持たないでは、根本的な解決策にはならないのです。
予算の組み立てができる人であれば、クレジットカードだろうが現金だろうが関係ありません。
家計簿をつけるとかでも良いです。
まずは、出費の流れを把握して、上手にクレジットカードを活用しましょう。
2.デビットカード
お金の管理を徹底しても、衝動的に使ってしまう・・・
そんな方でしたら、デビットカードを利用するのもありかもしれません。
銀行口座の預金残高から、即日一括払いで精算できます。
予め使う予算を口座に入れておき、カードを使うときは全てデビットカードで支払うというのもありでしょう。
ただし、デビットカードの方がポイント還元率が低かったり、使えない店舗もあったりするので、管理が徹底できる人についてはクレジットカードの方が恩恵はあるでしょう。
<まとめ>
・クレジットカードで損する人・得する人はお金に対する意識の違いで生じる。
・持たないことが最大の対策になるが時代の流れには逆らえない。クレジットカードを避けることに注力するより、どのようにカードと向き合えば良いかを再考する必要がある。