
あなたは恋愛をしているときに、まずどこを見ますでしょうか?
①まず、好みの相手を探す事から始めます。
相手の事は全く分からないので、まずは見た目から入ります。
②そこから付き合いながら相手のことを理解しようとし、
③覚悟が決まれば相手に好かれるようにアピールします。
④そして最終的に結婚という一つのゴールにたどり着きます。
対人態度の決定因の研究をしていたアルバート・メラビアンというアメリカの心理学者が提唱した通称“メラビアンの法則”というものがあります。
―メラビアンの法則
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまり、視覚と聴覚だけで9割以上を占めていることから、内容より第一印象で全てが決まると言っても過言ではないということです。
就職活動も同じです。
①まずは就職先を決める為に、自分が受けてみようと思える企業を探ります。
②その企業についてもっと知ろうとさらに詳しく情報を探ります。
③情報が出そろえば、相手(会社)が振り向いてくれるように自己PRをします。
④内定を貰って、会社の一員として活動することとなります。
必ず求人情報等をみて、なんとなく印象がよかったところから候補を絞っているはずです。
間違っても、ブラック企業という印象を持っていたら一番最初に受けたいとは思いませんよね。
このように就職活動は恋愛と重なるところがあります。
〇どのように企業を絞ればよい?

―今の日本の企業数
平成29年度の総合計が29,357
参照:平成30年企業活動基本調査速報-平成29年度実績-より
時間は有限です。
たまたま就いた先で、今まで気づかなかった新たな可能性に出会えることはあるかと思います。
しかし、全国に約3万の企業があると考えるとある程度は絞ってから探しだすのが賢明でしょう。
まずは、ターゲットを絞っていきましょう。
1.自分基準で範囲を狭める
就職してすぐに辞める人を私はよく見てきました。
「足が痛いから」とかよくわからない理由で辞めた人もいましたね。
自分の将来が見えずなんとなく選んだ企業に就職した場合、イメージと現実とのギャップができてしまい、すぐに辞めてしまうことになります。
まずはそうならない為に、まずは以下の問いに合致できる場所や分野に絞りましょう。
ⅰ)自分が挑戦し続ける事ができる場所
ⅱ)自分の能力を生かせる所
ⅲ)自分を必要としてくれるところ
この部分はまだ大体で大丈夫です。
まずはこの基準で当てはまりそうな企業をリストアップしていきましょう。
<注意>
この時に大手企業ばかり選ぶ人もいますが、その前に自分の学歴等を冷静に見直しましょう。大手企業の場合たくさんの求人が来ます。私も経験がある辛い現実ですが、偏差値が良くない学校というだけで中身も見てもらえないこともあります。(私はそうではないので実際はどうかはわかりませんが)モテる人や成功している人ほど、付き合う人の基準って持っているのではないでしょうか。もし数社受けてみて返事もないようでしたら、高望みはしない方がいいかもしれません。大手企業に行かなかったら人生が終わるというわけではないので、その場合は切り替えて別の道を模索しましょう。(大手でも10年くらい経ったら潰れてたなんてこともありえますよ。)
2.企業研究
ある程度ピックアップできたら、その企業や業界についてもっと掘り下げていきます。
ⅰ)財務体制。
赤字がずっと続いているような会社(3期以上連続とか)は避けた方が良いです。
長く赤字が続くところは、会社の経営等に問題があったり、業界全体が縮小傾向にある可能性があります。
加えて、1人雇うのに多くの人件費を要するため、赤字体質が続くと人員削減の為にリストラされる可能性もあります。
ⅱ)ライバル企業の研究
まず、ライバル企業と比較することによるメリットは2つあります。
①業界全体の市場状況を把握できる点
ⅰ)で少し触れましたが、市場全体を把握することは、
②自己アピールするための情報源となる
3.就職活動
ここまで情報が出そろって本気で受けてみたいと思ったのであれば、あとはアタックするのみです。
あくまで企業側は、「単なる労働力より人件費を払ってでも入社させるメリットがある人材」を求めます。
「〇〇する為に△△した」→「△△という経験を××で活かせる」といった風に経験や長所を結び付けて、自分にはこういったことができるという可能性をアピールしてみましょう。
自分と企業を研究することで、企業側にアプローチしやすくなります。
企業側のメリットと合致すれば、内定も近いはずです。
<まとめ>
「相手をいくら知ろうとしても全てを知ることは一生かけてもできないかもしれない。知りたいとも思えないのにその人を理解できるものだろうか。(真希 弘貴)」